#006:Core(コア) – CPU内の作業チーム数

「CPUが頭脳なのは分かりましたが、4コアとか8コアって何ですか?」 という質問をいただきました。確かに!家電量販店で 「こちらは8コアなので、4コアの倍速いです!」 なんて説明を受けても、 「本当に倍速くなるの?」って疑問に思いませんか?

知っているようで説明できないIT用語、第6弾は【Core(コア)】です。

「振り回されるIT」から「武器として活用するIT」へ、今回はCPUの中身を覗いてみましょう!

Core(コア) 一言でいうと:CPU内の作業チーム数

コアは、CPU内の「作業チーム数」のことです。前回、CPUを「頭脳」に例えましたが、 今度はもう少し具体的に「オフィスの作業チーム」で考えてみましょう。
  ・1コア = 1人のスタッフが1つの仕事を処理
  ・4コア = 4人のチームが4つの仕事を同時に処理
  ・8コア = 8人のチームが8つの仕事を同時に処理
つまり、コア数が多いほど「同時にできる作業数」が増えるんです。

でも、ここが重要なポイント。「倍のコア数 = 倍の速度」ではありません!例えば、1つの重い荷物を運ぶとき、 1人で運ぶのと4人で運ぶのでは4倍速くなりますか?実際は、連携や調整が必要で、理論上の4倍にはならないですよね。 CPUも同じです。作業によっては1つのコアしか使えないものもあるし、 複数コアを使える作業でも、連携のためのオーバーヘッドが発生します。

「コア数の効果が高い作業」
  ・複数のソフトを同時に使う
  ・動画編集やエンコード
  ・大量データの処理
  ・ウイルススキャン
  ・Excelの複雑な計算

「コア数の効果が低い作業」
  ・Wordでの文書作成
  ・メールの送受信
  ・Webサイトの閲覧
  ・1つのソフトだけを使う単純作業
つまり、「何をするか」によってコア数の価値が変わるんです。一般的なビジネス用途なら、4コアで十分。 8コア以上は、動画編集や3D処理など、特殊な作業をする場合に威力を発揮します。

「最近のトレンド」
  ・Intel Core i5 → 6コア(P-core4個 + E-core2個)
  ・Intel Core i7 → 12コア(P-core8個 + E-core4個)

※P-coreは高性能コア、E-coreは効率重視コア「効率重視コア」は、メールチェックやバックグラウンド処理など、 軽い作業を省電力で行うためのコアです。

★今回のまとめ★  
  ・コアは「CPU内の作業チーム数」  
  ・多いほど同時作業能力が向上するが、倍数効果ではない  
  ・作業内容によってコア数の価値が大きく変わる

【会議で使える40秒説明】
「コアはCPU内の作業チーム数です。4コアなら4つの作業を同時処理できますが、倍のコア数が倍の速度を意味するわけではありません。複数ソフトの同時利用や動画処理では威力を発揮しますが、単純な事務作業なら4コアで十分なんです。」

【明日からできること】
タスクマネージャーを開いて(Ctrl+Shift+Esc)、「パフォーマンス」タブでCPU使用率を見てみてください。複数のソフトを同時に使った時、どのコアがどれだけ働いているか確認できます。 これで「コア数って多い方がいいの?」と聞かれても、 「作業内容次第ですが、一般的なビジネスなら4コアで十分ですよ!」 と的確に答えられますね。

もし「うちの業務だと何コアあれば十分?」「今のPC、コア数が足りてない気がして…」と思ったら、 ご相談ください。業務内容に最適なスペックを一緒に考えましょう!

次回は【メモリ(RAM)】について解説します。 8GBと16GB、体感速度はどう変わるのか?をお話ししますね。

大畑 祐貴

(株)インフィニティ 代表取締役。文系として、わかりやすくITを説明し、武器として活用してもらうコンサルティングを行っています。

関連記事

#004:ドメイン – インターネット上の会社の表札

#002:プロバイダ – インターネットへの道を作ってくれる会社

#005:CPU – パソコンの頭脳

PAGE TOP