DocuWorksからフォルダ名の変更ができない

本日のお問い合わせ紹介

2021年6月9日 サポート日誌より 

お客様から、「DocuWorksからフォルダ名の変更ができない」というお問い合わせがありました。

お客様から、DocuWorksからフォルダ名の変更をしようとしたら
“操作対象にWindowsシステムファイルが含まれています”と出てきてしまい、
変更が出来ないと連絡をいただきました。

お客様が変更しようとされていたのは、サーバー環境のDドライブの中のフォルダでした。

DocuWorksの公式のホームページで確認したところ、
システムファイルが含まれている場合フォルダの名称変更は出来ない、
という記載がありましたので、
DocuWorksからではなく、エクスプローラーから変更を実施したところ、
名前の変更をすることができました。

今回エラーに出てきたシステムファイルは何なのか、
フォルダの中身を確認したところ、”thumbs.db”というものでした。
thumbs.dbは画像を縮小表示した時の履歴を保存しておくファイルです。
簡単に言うとサムネイルの履歴で、自動的に作成されるものです。

今回のように、フォルダの名称を変更したい時には、
エクスプローラ―などのWindowsで標準装備されたソフトで実施することをおすすめします。

DocuWorksは、富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)が提供するオフィス向けの文書管理ソフトで、パソコンで作成した電子文書と電子化した紙文書をまとめて管理できるものです。

Windowsのシステムファイルとは?

今回の対応で出てきた「システムファイル」とは何なのか、おさらいしておきましょう。

システムファイルは、OSを動作させるために必要となるソフトウェアのことです。
OS(オペレーティングシステム)はパソコンを動作させる基本ソフトで、
今回はWindowsが該当します。
システムファイルは、このOSに機能を追加するツールであったり、
周辺機器(プリンターなど)のドライバー(※)などで、
システムプログラムとも呼ばれます。

※パソコンに接続されているハードウェアなどをOSによって制御できるようにするソフトウェア

Windowsのシステムファイルは、「Windows」フォルダーに納められています。
システムファイルを変更、移動、削除すると、
コンピューターが正常に動作しなくなる危険があるので、
DocuWorksなどのファイル管理ができるソフトウェアでは
誤って操作されないように安全上の考慮がされているようですね。

サムネイルって何?

今回の対応で出てきた、サムネイルについても触れておきましょう。

サムネイルとは、ファイルを開かなくてもそのファイルがどんな画像や内容なのかが
ひと目で分るように縮小された画像を表示して見せるものです。
サムネイルのサム(thum)は親指で、ネイル(nail)は爪です。
親指の爪は小さな四角形のようなので、縮小した画像に例えたとも言われています。

大きなサイズの写真ファイルなどは開くだけでも時間がかかりますが、
サムネイル表示は開かずに中身が一目でチェックできるのでとても便利です。
実際の例としては、インターネットサイトの製品一覧や、
YouTubeなどで画像の一覧が並んでいますよね。

また、最小化したウインドウを表示しなくても、
どんなウインドウか確認するために表示される縮小画面も
「サムネイル」と呼ぶことがあります。
ちなみに、ショートカットキー(Alt+Tabキー)を押すと、
現在、開いているウインドウを一覧でサムネイル表示して確認できます。

便利な機能を持ったソフトウェアがメーカー各社から出されていますが、使用する際には案内されている注意事項を確認しておきましょう。

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