#001:ショートカットキー – 1日30分の時短を実現する魔法の組み合わせ

先日、お客様のオフィスで打ち合わせをしていた時、 隣の席の方がマウスで「右クリック」→「コピー」→「右クリック」→貼り付けを 繰り返しているのを見て、「もったいない!」と思いました。確かに!マウス操作は確実だけど、毎日何十回、何百回と繰り返すなら、もっと効率的な方法がありますよね。

「振り回されるIT」から「武器として活用するIT」へ!

新シリーズ「文系IT的生産性アップ術」第1回は【ショートカットキー】です。覚えるだけで1日30分の時短を実現する、魔法の組み合わせをご紹介します。

★ショートカットキー 一言でいうと:1日30分の時短を実現する魔法の組み合わせ★

ショートカットキーは、「キーボードだけで操作を完了させる時短テクニック」です。料理で例えると、包丁とまな板を使うのがマウス操作、 フードプロセッサーを使うのがショートカットキー。同じ結果でも、かかる時間が全然違いますよね?

【絶対に覚えたい基本5つ】
**Ctrl + C(コピー)/ Ctrl + V(貼り付け)**
 マウス操作:右クリック→コピー(3秒)
 ショートカット:Ctrl + C(0.5秒)

**Ctrl + Z(元に戻す)**
 「あー、間違えた!」→瞬時に元に戻せる魔法のキー

**Ctrl + A(すべて選択)**
 長い文書を全選択するとき、ドラッグは不要

**Ctrl + F(検索)**
 長い文書から特定の文字を探すとき超便利

**Alt + Tab(ウィンドウ切り替え)**
 開いているソフト間を瞬時に移動

【作業別おすすめショートカット】
「文書作成時」
  ・Ctrl + S → 上書き保存(こまめな保存でデータ消失防止)
  ・Ctrl + B → 太字 ・Home/End → 行の先頭/末尾へ移動
「ブラウザ使用時」
  ・Ctrl + T → 新しいタブを開く
  ・Ctrl + W → タブを閉じる ・F5 → ページの更新

【時短効果の計算】
コピー&ペーストを1日20回行う場合
  ・マウス操作:3秒 × 20回 = 60秒
  ・ショートカット:0.5秒 × 20回 = 10秒 → 1日50秒の短縮
これが1年間続くと: 50秒 × 250日(営業日)= 約3.5時間の時短!

【覚え方のコツ】
  1:まず基本の3つ(Ctrl+C、V、Z)から始める
  2:1週間は意識的に使ってみる
  3:慣れたら徐々に増やしていく

【Windows 11の新機能】
  ・Windows + V → クリップボード履歴(複数のコピー内容を管理)
  ・Windows + . → 絵文字パネル(? こんな感じで絵文字入力)

【明日からできること】
今日から1週間、コピー&ペーストは必ず「Ctrl+C」「Ctrl+V」を使ってください。 1週間後には、マウスを使う方が面倒に感じるはずです。

たった5つのショートカットキーを覚えるだけで、 毎日の作業が格段に楽になります。「ITを武器にする」第一歩は、こういう小さなテクニックから。積み重なると、大きな時短効果を実感できますよ!もし「他にも便利なショートカットキーを知りたい」「うちの業務に特化したテクニックを教えて」と思ったら、ご相談下さい。業務内容に合わせた効率化テクニックをアドバイスします!

次回は【Windows便利機能】について解説します。知らないと損する標準機能活用術をお話ししますね!

大畑 祐貴

(株)インフィニティ 代表取締役。文系として、わかりやすくITを説明し、武器として活用してもらうコンサルティングを行っています。

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