#011:API – システム同士の通訳者

「会計ソフトと販売管理ソフトをつなげたいんですが、どうやって連携してるんですか?」 「APIって聞くけど、結局何なんですか?」 という質問です。確かに!「システム同士がデータをやり取りする」って聞くけど、 どういう仕組みで実現してるの?って不思議ですよね。

知っているようで説明できないIT用語、第11弾は【API】です。

「振り回されるIT」から「武器として活用するIT」へ、今回は業務効率化の鍵となる連携技術について解説します!

API 一言でいうと:システム同士の通訳者

APIは、「システム同士の通訳者」のことです。海外のお客さんと商談するとき、通訳者がいると便利ですよね?日本語で話したことを英語に翻訳してくれて、 相手の英語を日本語に翻訳してくれる。APIも同じで、異なるシステム間で 「データの翻訳・橋渡し」をしてくれる仕組みです。

API = Application Programming Interface(アプリケーション プログラミング インターフェース)の略で、 「アプリケーション同士が情報をやり取りするための窓口」という意味です。

「具体例で説明すると」
  ・販売管理システム → 「今日の売上は10万円」(日本語)
  ・API → データを翻訳
  ・変換
  ・会計システム → 「売上10万円を受信」(英語)

「APIがないと」
  ・手作業でデータを入力し直す
  ・Excelでデータを加工してインポート
  ・二重入力でミスが発生
  ・リアルタイム連携ができない

「 APIがあると」
  ・自動でデータが連携される
  ・リアルタイムで情報が更新
  ・入力ミスが激減
  ・作業時間が大幅短縮

「身近なAPI連携の例」
  ・Google Maps → 飲食店検索サイトに地図を表示
  ・Twitter → 他のアプリからツイート投稿
  ・LINE → 他のサービスでLINEログイン
  ・PayPay → ECサイトでPayPay決済

「ビジネスでよく使われるAPI連携」
  ・会計ソフト ⇄ 販売管理システム
  ・CRM ⇄ メール配信システム
  ・勤怠管理 ⇄ 給与計算システム
  ・ECサイト ⇄ 在庫管理システム
  ・チャットボット ⇄ 顧客管理システム

「API連携の種類」
  ・REST API → 最も一般的、Webサイトのような仕組み
  ・SOAP API → 企業システムでよく使われる、厳格なルール
  ・GraphQL → 必要なデータだけを効率的に取得

「API連携のメリット」
  ・作業効率の大幅向上
  ・入力ミスの削減
  ・リアルタイムデータ共有
  ・システム間のデータ整合性向上
  ・従業員の単純作業からの解放

「API連携の注意点」
  ・セキュリティ対策が重要
  ・システム仕様変更の影響を受ける
  ・初期設定に技術的知識が必要
  ・連携先システムの障害影響を受ける

「最近のトレンド」
  ・多くのクラウドサービスがAPI連携に対応しており、 「ノーコード連携ツール」も登場しています。
  ・Zapier → プログラミング不要でAPI連携
  ・Microsoft Power Automate → Office系サービスとの連携が得意
  ・IFTTT → 個人向けの簡単な連携ツール 中小企業でも、API連携で業務効率化を実現できる時代になりました。

★今回のまとめ★  
  ・APIは「システム同士の通訳者」  
  ・異なるシステム間でのデータ翻訳
  ・橋渡しを自動化  
  ・手作業での二重入力を削減し、業務効率を大幅向上

【会議で使える40秒説明】
「APIはシステム同士の通訳者です。異なるシステムが自動でデータをやり取りできるよう、翻訳・橋渡しをしてくれる仕組み。これにより手作業での二重入力が不要になり、業務効率が大幅に向上するんです。」

【明日からできること】
現在使っているシステム同士で、手作業でデータを移している作業がないか確認してみてください。同じデータを複数のシステムに入力している場合、API連携で自動化できる可能性があります。 これで「API連携って何?」と聞かれても、 「システム同士の通訳者で、自動でデータをやり取りしてくれるんですよ!」 とスッキリ答えられますね。

もし「うちのシステム同士、つなげられる?」「API連携で業務効率化したくて…」と思ったら、 ご相談ください。 現在のシステム構成を踏まえて、最適な連携方法をご提案します!

次回は最終回【SSL】について解説します。 「https://」の「s」って、何のため?をお話ししますね。

大畑 祐貴

(株)インフィニティ 代表取締役。文系として、わかりやすくITを説明し、武器として活用してもらうコンサルティングを行っています。

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