
カフェでAI 実践ノート #059 木曜・経理の1手
経理が作るのは答えでなく、
現場に持っていく質問
数字は出せる。 なぜかは、経理には分からない。
01
きっかけ
数字は合っている。
理由が書けない
数字は出せる。 なぜかは、経理には分からない。
そのまま貼れる指示文は、3枚目に
02
よくある書き方
数字を言い換えた文が、
20行並ぶだけです。
よくある指示
この試算表の差異を分析して
- 人件費が予算比8パーセント増加
見れば分かることを繰り返す - 原因の候補
断定するか、触れないかのどちらか - 確かめる先
誰にどこを聞けばよいか出ない
03
使える指示文(全文)
そのまま貼れます。〔 〕だけ自社の言葉に置き換えてください
あなたは〔製造業〕の経理担当です。
下は当期の予算と実績です。
1. 金額の差が大きい科目を3つだけ選ぶ
2. それぞれ、考えられる原因を仮説として3つまで
3. その仮説を確かめる先(資料の名前・聞く部署)
条件:
・すべての科目を説明しない。3つだけに絞る
・原因を断定しない。仮説と書く
・差が小さくても3か月以上続いている科目は、別枠で1つ出す
予算と実績:
〔ここに貼る〕
〔 〕は自社の言葉に置き換えてください。
04
返ってきたもの
入れた試算表(架空・抜粋)
外注費 予算 4,200,000 実績 5,380,000
水道光熱費 予算 680,000 実績 812,000
支払手数料 予算 240,000 実績 276,000
A部門売上 予算 9,000,000 実績 7,640,000
返ってきた答え(抜粋)
差の大きい3件
外注費 +1,180,000
仮説1 内製工程を外に出した
仮説2 繁忙期の一時的な応援
仮説3 単価の改定
確かめる先 製造部の日報
水道光熱費 +132,000
単価か使用量かで意味が変わる
確かめる先 検針票の使用量
続いている差 1件
支払手数料 月 +12,000 が3か月
Claudeで実際に実行した出力です。科目と金額はすべて架空。
05
効く一手はこの1行
なぜ増えたのか、ではなく
内製をやめましたか、と聞ける。
- 人件費が予算比8パーセント増加しております
- 外注費 仮説3つ/確かめる先は製造部の日報
足す1行
すべての科目を説明しない。金額の大きい差から
3つだけ選んで、考えられる原因を仮説として書く
置く場所は、条件の1行目。試算表を貼る前に書く。
10並べるとどれも読まれません。3つに絞って仮説を持っていくと、現場も答えやすくなります。数字を持って行くだけだと、詰問に見えます。
06
一度きりの大きい差より、
小さくて続く差

タカハシさんの判定
月1万2千円でも、
年では14万円を超えます。
続いているものは来年も続きます。金額の大小ではありません。先月の試算表を通して、3つと1つを出させてみてください。持っていく質問が4つできます。
今日の1つ
- 全科目を説明させない。差の大きい3つだけ、
原因を仮説として書かせる - 断定させず、確かめる先
(日報・検針票など)まで書かせる - 小さくても続いている差を別枠で出させる。
年で効くのはそちら
次回
金曜。チラシやホームページのNo.1という
表示に、根拠があるかを点検する指示文。
この記事の指示文は、そのまま自社の言葉に置き換えて使えます。どれを自社に当てはめるかは、一緒に整理します。
インフィニティに無料で相談するこの回は Instagram でも9枚のノートにまとめています。@yukiinfinity1
